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8章:新宿 (6/6)

赤灯をつけたパトカーが急停車する。
中から三人の警察官が降りて来た。

菊水、絶対絶命。

だんだん警察官の声が荒くなる。


「なんでポケットの中の物見せられないんだ!ここで見せられないなら交番で見せて貰うぞぉ!」

パトカーから降りて来た年配の警察官が菊水の態度を見て一気にまくしたてる。


「おいっこいつ持ってるぞ!交番連れてけぇ!」

菊水は数人の警察官に囲まれ引き吊りこまれてしまった。
交番に入れられると警察官達の態度は急に荒くなった。
ポケットに入れた手を三人がかりで掴み強引に引き出された。
握りしめてた封筒も三人がかりで無理矢理指を開かされる。

ついに菊水はシャブを発見されてしまう。

愕然とする菊水。

一人の警察官が誰かを呼んでいる。
どうやら覚せい剤を調べる検査薬キットを持ってきたようだ。
菊水はこれが何かわからない。


「いいか、これが青く変わったらお前が隠し持っていたビニール袋に入った結晶は覚せい剤だと証明されるからな。今から検査するからよく見てろよ」


菊水はふてくされた顔で椅子に座っている。
テーブルの検査薬をじっと見ている。

色が青く変わった。

警察官の動きが慌ただしくなってきた。


「これでお前の隠し持っていたのは覚せい剤と証明された。このやろう、こんなもんやりやがってしょうもねぇ野郎だな!」


青く変色した覚せい剤を指差せと言う。
証拠写真を撮られる。


「おいっ時間は!」

「午前0時10分!」

「ワッパぁ!」


そして


「覚せい剤取締法違反で逮捕する!」


菊水に手錠がかけられた。

こうして菊水は12月1日午前0時10分、新宿東口交番で逮捕されたのだった。

シャブに手を出しシャブと女にどっぷりハマり、その快楽に酔いしれた一年間が終わった。
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気がつけばモンキーマン ©著者:外蛇雲

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