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7章:切れ目
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部屋の前について高鳴る胸を抑えノックをするとドアをあけたのはやっぱり、あのお客だった。
部屋に入りプレイ時間を聞く。この日も180分。お店に電話して代金を受け取った。
それから私はこの数日間やたらと気だるかったことを話した。
そんな私にお客はパケ(覚醒剤の入った袋)とガラパイ(ガラスパイプ)を取り出し炙る準備をしながら言った。
「奈美ちゃん、それが切れ目っちゅーやつや!」
シンナーすらしたことのなかった私はイマイチ意味がわからず目がハテナマークになっていたに違いない。
「まあ、今日も楽しもうや」
そう言って私にネタの入ったガラパイとライターを渡してきた。
私は躊躇うこともなくそれを受け取り待ってましたと言わんばかりに早速炙り始めた。
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