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6章:さようなら、○○学園
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6章:さようなら、○○学園
もうすぐ小学校二年生になるんだと準備をしていた春休みの事です。
施設の先生に呼ばれ、園長室へ入りました。
これまでほとんど入ったことのない部屋です。
ソファーセットには姉が座っていました。
私も隣に座るよううながされ、園長先生(優しいおじいさん)と向かい合いました。
『ネコちゃん、今、お姉ちゃんとは話したんだけどね、ネコちゃんたちは、今日からお母さんの所で暮らすことになりました。良かったですね。』
そう言ってニッコリ笑いました。
私はパニック状態になりました。
余りに突然の事に、幼い私は頭の中を整理しようと一生懸命考えました。
『私は学園に残りたい』という内容を言ったのを覚えています。
嫌だった、大好きな皆と離れるのが。
いつも話し掛けていた学園の犬と別れるのが。
大好きな先生も何人もいた。
『ネコちゃん、お母さんと暮らせるのはとても良いことなんだよ。皆そうしたいのに帰れない子が沢山いるんだよ。』
そこからの事はあまり覚えてません。
園長先生に逆らうなんて出来なかったし、他の先生方も笑顔で涙ぐんでいた。
赤ちゃんだったネコちゃんも大きくなったね、と。
私は家を追い出される気持ちで悲しくてたまらなかった。
中庭に、母親の白い車が停まっていた。
先生方は何冊ものアルバムを車に積んでくれた。
学園で過ごした日々のものだ。
思えばいつも私達の写真を沢山とってくれていた。
泣きながら女子寮で自分の荷物をまとめた。
ランドセルと、少ない衣類。私の荷物はこんなにも少なかったのか。
えみちゃんに出ていく事を告げた。
言葉のボキャブラリーもなかった私は何と言ったんだっけ。
幼なじみ、ってえみちゃんのことを言うんだろうなぁ。
まさか、この先もう二度と会うことが出来なくなるなんて知らなかったんだ。
女子寮の皆にも姉と挨拶をして、あっという間に私達は学園から去った。
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