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6章:ケイさんの存在
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6章:ケイさんの存在
一昨日久方振りに夜勤に入ったとき、自分的にはものすごく怖い目にあったので投下。
ケイさんがいなくなってから一か月が過ぎ、周りも俺も最早ケイさんの存在なんか時折思い出すくらいになっていた。
しばらく家庭の事情で仕事を離れていた俺も職場復帰し、その日は久し振りに夜勤だった。ケイさんがいなくなってからは初めての夜勤かもしれない。
その日の夜勤は同期の松田と途中入社の新人の3人で、俺は4階に待機していた。4階はケイさんがいつも待機していた階で、俺もどことなく安心感があった。
そして夜12時を回った頃、早寝の俺は仮眠を取る為、ステーションを出て4階の仮眠室に入った。ケータイのアラームをセットし、薄っぺらい布団にくるまって眠りにつく。久し振りの夜勤で疲れたのか、俺はすぐに寝入った。
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