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3章:嘘 (11/11)

苦しい……。


私はショウちゃんの手を掴み離そうとする。


でもそんな私を気にも留めず、淡々と話を続けた。


勿論、力を込めたままでだ。


「しかもお前は死ぬ瞬間のアイツを見たって言うしな。なぁ、アイツはお前に何かしたか?何故逃げた?何故助けなかった?」


声が出ず、私はゲホッとむせるばかりだ。


「警察にも駆け込んだ。でも動いたのはその日だけ。考えてみりゃ当然だ。だってお前の親父さんは―」


ショウちゃんの言葉が霞始めたと同時に、私の記憶の蓋がゴトリと音を立てて外れた。


そして意識が完全に無くなろうとした時、ショウちゃんの指が私の首から外れた。

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アイズ ©著者:ゆな☆

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