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8章:恋には恋を? (2/10)

「あっつ…」


容赦無く照り付ける太陽が、部屋の温度を上昇させる。


テレビから聞こえる『今日の最高気温』を聞く度、何だか気分が落ちてしまう。


ただでさえ、私の気分は落ち気味だというのに…。


夏希に振られ、その夏希はエリと正式に付き合う事になって…これはもう神様が「早く忘れなさい」と、言っているかの様だ。

早く忘れられるもんなら、私だってさっさと忘れて、偽りの心など一切無い、完全に…綺麗さっぱり友達関係を築きたいもんだよ。


「…特集!」


ぐったりとリビングのソファーに横になった体勢で、顔だけテレビに向けた。


「夏といったらやっぱ恋ですよねー」


女子会並に恋の話で盛り上がる芸能人達。


恋…ねえ…。


テレビの中の芸能人達の、まるで私の今の心境を知っているかの様なトークに、思わず、じっとテレビを見つめた。


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春夏秋冬3 ©著者:みるみる

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