ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

4章:決断と願い (10/10)

レシピがびっしりと書かれたメモを持ち帰ると、リビングに居た冬馬君に早速提案してみた。


「これいいかもね」


指を差す先を見てみると、そのレシピは自分自身も候補の1つとして入れていたものだった。


「私もそれいいと思ってたんだ」

「本当!?じゃあこれも追加しちゃおうか!」

「うん!!」


返事と共に横にいる冬馬君に顔を向けると、レシピの事で夢中になっていて気付かなかったが、いつの間にか肩と肩が触れ合う距離までに近付いていた。


「ご…ごめん」


目が合った瞬間、さっ…と離れる冬馬君の顔は、少し赤くなっている様に見えた。


テーブルに置かれた小さなメモ。そのメモを2人で見るのだから、距離が近付くのも当たり前の事だ。


ぎこちなく距離を保ちながらメモを見る冬馬君につられる様に、何だか私もぎこちない様子でテーブルに置かれたメモに目を向けた。




『冬馬には、お似合いに見えて嫉妬してるんでしょきっと』


いつだか、春さんが夏希に言っていた言葉。

冬馬君とは自然に、友達の様な感覚で接していたから…忘れかけていた日だった…


何故、今になって思い出してしまったんだろう。


35 /102

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

春夏秋冬3 ©著者:みるみる

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.