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2章:喪失 (2/8)

「彩!」


待ち合わせ場所へ着き、ぼーっと立っていた私を呼ぶ声で、浮かない顔を笑顔へと変えた。



「ごめんね…遅れて」


申し訳なさそうに手を合わせ、謝る姿に「大丈夫だよ」と、笑顔で答えると街中へと歩き出した。


今日は久しぶりにエリと会う事となった。


夏希の事を好きだと確信した現状、夏希が好きなエリにどんな顔で…どう接すればいいのか…いつもの様に振る舞える自信が無く、連絡も途絶えていたのだが…エリから誘いを受けたのだ。


断る事も考えたが、『彩に話したい事いっぱいあるの!久しぶりに会いたいなあ』と、言われてしまえば断れない。

夏希の好きな人以前に、エリは私の友達でもあるからだ。

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春夏秋冬3 ©著者:みるみる

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