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2章:喪失 (3/8)

エリの話は仕事での事や、同級生だったあの子が結婚したらしいとか…夏希とは関係の無い話のせいか、今まで不安に思ってた事が嘘かの様に、気付けばいつもの様にエリと話をしていた。


街を適当にぶらつき、気になる店があれば入り、カフェで足を休める。


午後から約束したという事もあるが、エリと話をしているとあっという間に時間が過ぎた。


「お腹空いたあ〜」


お腹を押さえ、呟く私に


「もう暗いしねえ…夜ご飯何処かで食べようか?」


と、街に並ぶ飲食店を見ながら問い掛けた。


「何処にしようか〜」


私もつられる様に、街中に並ぶ飲食店を1つ1つに目を向ける。


すると


隣に居たエリが突然思い出した様に声を発した。


「桐生君の所に行こうよ」


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春夏秋冬3 ©著者:みるみる

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