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2章:MOON (2/5)

翌日、昼職を終えた俺は、軽く食事をし身支度を整えた。


やっぱりスーツだよね。


残業があった為、仮眠は出来なかったが、どうせ興奮して眠れなかったに違いない。


昼休みに買っておいた履歴書に向かう。


俺って、何だか薄っぺらい人生を歩いて来たんだなぁ。


趣味?? 
スロットなんて書けないし。


何とか仕上げると、面接のシュミレーションをしてみた。


よし、これで全て準備はOKだ。


自転車で『MOON』に向かう。場所はすぐに分かった。


割と小綺麗なビルの6Fだ。


俺は時間通りに着いてドアをノックした。


しかし、応答がない。


思い切ってドアを開けてみると、薄暗い店内のソファーに若い痩せた男が寝そべっていた。


「あの.....面接に伺ったんですけど.....。」


若い男は伸びをして起き上がった。


「ああ、高瀬さんね?俺、マネージャーの田中です。店では隼人って呼ばれてる。こんなところ見せてごめんね。電話で約束してもすっぽかしばかりでさ。とりあえず、そこの椅子に座りなよ」


と正面の丸椅子を指差す。


俺はそれに従いおずおずと腰をかけた。






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桜の木の下で ©著者:僚

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