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1章:アルバイト (2/4)

「チッ!」


またやられちまった。
もう、今月はこれで幾らやられたんだろう。


腹が空いた俺は、パチスロ屋を後にして牛丼屋に入り、メニューも見ずに特盛りを頼んだ。



ブー.....ブー.....。


メールか。
誰だ?


『養育費、何ヶ月溜まってるか分かってんの?』


俺はバツイチ。
子供は2人いて、前の嫁が引き取って育てている。


パチスロが趣味な俺は、増やしてから送金するべく努力をするのだが、いつも残念な結果に終わるのだ。


仕事はイベント業.....といえば聞こえはいいが、看板の取り付けなど地味なものが殆どだ。


しかも、この不況で大幅に賃金カットされてしまった。


申告しなくてもいい仕事。
水商売のバイトでも探すしかないか。


腹が減っているので、余計にイラつく。


「特盛りお待ちどうさま!」


味など関係ない。
腹が膨れればいい。


俺は携帯でアルバイトの求人を眺めながら牛丼をかっ込んだ。
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桜の木の下で ©著者:僚

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