ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

6章:支えてくれる人 (7/7)

「…心配でさ」


少しの沈黙の後、突然夏希が言葉を発した。


「エリが?どういう意味?」

「お前だよ!お前!彩が心配だったから、一旦帰って来たんだよ!出掛ける前、様子見に行こうとしたら冬馬が居たからよ」


頭の後ろで手を組むと、ニヤニヤとしながら私を見つめた。


「ちょ!何?夏希が思うような関係じゃないからね?」

「何焦ってんだよ。俺何も言ってねーだろ?」

「うっ…」


悔しさのあまり、強く唇を噛み締めた。


「彩本当面白いな!まあ、幸せ真っ最中の俺が言うと嫌味に聞こえるけど、早く忘れて次行っちゃえよ!次!次!」

「軽っ!絶対心配してないでしょ?」


夏希は本当に心配していなかったのか、敢えて真面目に話しなかったのか…分からないけど、只1つ分かる事は、こうしてたまに貶されたり、馬鹿にされたりするけど、夏希とからかい合いながら話す時は、嫌な事も全部忘れられて、素直に楽しいと思えるんだ。


夏希はそこまで計算できる程、頭は良くないと思うけど…(笑)


でも、ありがとう。


59 /136

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

春夏秋冬2 ©著者:みるみる

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.