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6章:支えてくれる人
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「うぅ゛…」
体を起こすと、酷い頭痛に襲われた。
いや…頭痛ではなく、二日酔いか…。
ふと横を見ると、ベッドに顔を伏せながら寝ている冬馬君が居た。
昨日の記憶を辿ってみる…けれど、春さんにでかい声で告白をして、振られ、泣きわめいた所で終わっている。
ベッドの上でぼーっとしていると、「んん…」という声と共に、冬馬君が目を覚めた。
「あ…ぁあ!ごめん…僕、いつの間にか寝てたんだね」
「ううん!大丈夫だよ…ねえ、私…あの後どうしたの…?」
記憶が途絶えた後の話を聞くと、ずっと泣きわめく私を落ち着かせる為に、一旦部屋へと運んでくれて、散々泣きわめいた後、ぐっすりと眠ってしまったらしい…。
しばらく様子を見ているうちに、疲れもあり、冬馬君もそのまま眠りに就いてしまい…今に至る。
「…ごめんなさい」
もう、出る言葉はこれしかない。
まだ眠たそうな目を擦ると、冬馬君は「いいよ!それより大丈夫?」と、心配してくれた。
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春夏秋冬2 ©著者:みるみる
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