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2章:解答、その後
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2章:解答、その後
代表との半年ぶりの二人きりの会話から2ヶ月後。
ニイトは未だに答えが見つからずにいた。
そんな折、ニイトに衝撃の事実が発覚した。
ニイト指名のお客様…否、ニイトの彼女から、ニイトの子供がいることを告げられたのだ。
ニイトはまず代表に今後の事を相談した。
「答えを最初に教えておくべきだったのかもな…。」
あの時以来のどこか寂しげな表情。
そしてその直後、強烈なビンタを喰らわされた。
「言い方悪いが、お前が妊娠させた方、彼女はさせられた方。彼女が産む方、子供は産まれる方。産まれた子供は、守る方か守られる方か?答えろ!」
当然の如く、守られる方と答えた。
「大人になるって、そういう事だよ。義務教育終わって進学しないなら働かなければならない。家族や友達や恋人が大切なら守らなきゃならない。それは結局はどちらも変わらず、与える方なんだよ。お客様の満足のいくサービスをするのも、恋人や子供の相手するのも変わらない。」
こんがらがっていた糸が、徐々に解けてきた気がした。
「分かるか?誰だって何の苦労せずに楽しく生きられたら理想じゃないか。病気や怪我もない。食べても食べれなくても空腹にならない。勉強してもしなくてもみんな頭いい。それなら最高だろうけど、実際違うだろ?俺たちは産まれる前から与えられ続けないと生きられないけど、人は成長していく過程のどこかで与える側に回らなければ、歴史が終わるんだ。ニイトのお客様が切れたように、繋がりと繋がりが消えるんだ。」
…ああ、そういう事だったのか。
「与える側、つまりそれは創造だぞ。産む産まないを決めるのはニイトと彼女だ。しかし、産むならお前は今後の人生のほぼ全てを与える側でなければならない。その覚悟があるかないかだ。」
ニイトは、感謝した。
これまで与え続けてくれた人々に。
そして、この代表との出会いに。
ニイトは約半年後、盛大なラストを飾った。
ニイトが分娩室の前のイスに座り、2人の無事を願っていたのはそれから間もなくの事だった。
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