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1章:半年後
ニイトは行き詰まっていた。
なんの覚悟もなく始めた割には、少なからず努力はしていた。
もちろん、先輩方の指導もありがたいものだった。
売上もまだまだ少ないが安定はしていた。
問題は、指名だった。
指名客の半分以上が、割と早期に来なくなるのだ。
ニイトは代表に呼ばれた。
「こうやって二人で話すのは面接以来かもな。」
確かに、そうだ。
ホストの仕事は常にお客様がいるからだ。
「あの日言った事、覚えてるか?」
遠い記憶が蘇ってくる。
「矛盾の話ですよね?」
「ああ、そうだな。」
…あの日の夜、少し考えたけど分からなかった。
そしてニイトはそれ以上考える事をしていなかった。
「まだ、分かりません。」
「そうか。」
代表はニコッと笑ってみせたが、どこか少し寂しげだった。
「そういや、ニイトは何で高校卒業後、ニートしてたんだ?」
忌々しい、と言ったら言いすぎなのだろうが、嫌な思い出には変わらない。
ニイトは高校時代、○○急便で働いていた。就職が決まっていなかったため、卒業しても就職先が見つかるまでそこで働くつもりだった。
卒業式を控えた3月上旬、手違いで東京に送るはずの荷物を別の地域に送ってしまった。
もちろん、ニイトだけの責任ではないが、お客様からのクレームはものすごかった。
さらに同じ職場のアルバイトたちがそのミスについて陰口を言ってるのを聞いてしまい、ショックでそのまま辞めてしまった。
「…それで働く意欲や自信をなくしてしまったんです。」
「それってニイトは送る側でお客様は受け取る側だよな。送る場所は間違えたが、ニイトが荷物を送った事実は間違いない。それにより、お客様は不利益が生じた、つまり被害者側だ。逆に店側は加害者側。さらに陰口を言っていた仲間は言った側、ニイトは陰口を言われた側だ。それを今の仕事に当てはめて、何が悪いか考えてみろ。」
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