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1章:理由
大酒を飲み、フラフラで帰路につく。
四〜五時間くらい寝て、自身のお客様に電話やメールをする。
いつの間にか準備しなければならない時間。
出勤。
永久ループに陥っている感覚。
その感覚を覚えてから、飲み物はテキーラやジンなど、アルコール度数が高い物をいただくようになった。
いただいた飲み物は、種類によって値段が変わるのではなく、あくまで杯数。
緑茶をいただこうが、テキーラをいただこうが、同じ金額。
ほとんどのお客様が笑って喜んでくれた。
他のホストがアイスビールやソフトドリンクを飲んでいる中、自分だけが高濃度のアルコールを摂取している。
時折、言われた。
「楽なの飲めばいいのに」
ワタルは欲しかった。
地位も名誉もいらない。
お金や女目当てでもない。
そこに笑顔があって
目の前のお客様が楽しんでくれれば
なんとなくワタルというホストの存在価値ができる気がしたから。
だから進んで酒を飲むようになった。
笑顔は嬉しかった。
そして眩しかった。
ある日の営業中、ワタルの働いている店のNo.1が自身のお客様に言い出した。
「エアーシャンパンコールやらないか?」
聞けば、シャンパンがそこにあるかのごとく、シャンパンコールをするのだと言う。
シャンパンもなければグラスもない。
ただコールをして、飲むふりをする。
そしてNo.1は、初めての試みだから30万円でやってくれとお客様に頼んでいた。
そしてエアーシャンパンコールは始まって、みんな集まり、開ける真似をし、注ぐ真似、飲む真似、終いには片づける真似、グラスを洗う真似までしていた。
営業後、それを社長聞いた社長は経費ゼロで利益だけの行為を絶賛した。
ワタルは自分が全否定された気がして、家に帰ってから泣いた。
次の日ワタルは社長に今日から1ヶ月後に辞める事を伝えた。
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