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3章:雨の後 (2/30)




気が付いたら誰かの腕の中にいた

酷く頭痛がしたが、その痛みは一瞬で消えていった

落ちてあったバスローブを身に纏い、壁にかかった鏡を見る





………私は誰?





鏡の向こうには、知らない女がいた








それが私の中で一番古い記憶だった


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雪 ©著者:爽健美茶

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