夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
18章:退院日は大雨
(12/12)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
それでも辞めてくれと言われかなり迷ったがやはり続ける事にした。
ただし本番店の今のお店では無く新しいお店を探そうと思っていた。
私はシュウ君を養うと決めていたし今後の事やいつか西成に家を建てておっちゃん達とみんなでバーベキューが出来るくらいの庭を持ちたいと考えていた。
とにかくシュウ君がまだ左手が不自由な状態で仕事をしだして傷つくなんて絶対嫌だったし、とりあえず1500万貯めるまでやらせて下さいと頭を下げた。
それでもダメだと言われ朝方まで話し合ったが、結局どっちも折れずにシュウ君は手の痛みも酷く疲れて寝てしまった。
私はとりあえず店長に電話をしてバレたから辞めると言い、今度は他店に行けないように地雷接客と言いふらすとかなんとか脅してきたが無視して切った。
携帯の電源を切り寝ているシュウ君にそっと抱き着くと
「……1500万…約束やぞ…頼りない俺でごめんな……はよリハビリ頑張って仕事復帰するからな…ごめんな…ごめん…。」
と小さな声で呟いた。
背中越しだったけど肩は震えていて何度も鼻を啜ってシュウ君は泣いていた。
私は一緒に泣きそうになりながら
「ありがとう…頑張ってすぐ貯めるから…あと1000万くらいやしだからシュウ君はリハビリ頑張ってな…。」
ときつく抱き着いた。
シュウ君はこっちを向く事は無かったが、次のお店が決まり私の出勤日は掃除や洗濯、クロベエとニャコのお世話を全部してくれた。
さすがに料理は難しかったが私が帰ると常にのりさんに教えてもらったリハビリをしていたりリハビリの本を読んだりして頑張っていた。
シュウ君は確実に前より更に前を向いていて、そんな姿が私にも頑張る力を与えてくれていた。
<前へ
170 /338
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
大阪府西成区で過ごした28年。 ©著者:オコジョ
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.