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13章:猫の子はもちろん猫。
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そのまま真っ直ぐ家に帰り赤ちゃんを確認すると赤ちゃんは小さな寝息を立てながらぐっすり寝ていて安心した。
これからはアーウェの変わりに私達が育てなきゃいけないんだから、アーウェみたいに立派な猫になってもらえる様に頑張ろうと心に誓った。
それからは毎日せっせと赤ちゃん達のお世話をしていた。
まだアーウェの事を思い出しては泣きそうになったりしたがアーウェが残してくれた命を守りたくて、学校の図書室や本屋さんでは猫の本を読み漁り時にはおばちゃんに来てもらってアドバイスを受けたりして毎日慌ただしく過ぎて行った。
その甲斐あって赤ちゃん達はすくすくと育ち生後1ヶ月を過ぎると2匹でじゃれあう姿も度々見れて、すっかり第二の母気分だった私はますます可愛がった。
ちなみに1匹は2年前に亡くなってしまったが、1匹はまだまだ現役で毎日元気に暮らしている。
アーウェが残してくれた命はいつの間にかアーウェの歳を越してしまったが、毎日元気でいてくれる事に今日も感謝してます。
ありがとう。
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大阪府西成区で過ごした28年。 ©著者:オコジョ
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