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3章:空き缶拾い
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相変わらずブルーシートテント集落と団地を行き来する生活は続き、いつの間にかシュウ君と団地メンバーのティナとエルとアレンも一緒に昼間からテント集落に遊びに行く様になった。
テント集落の皆さんは本当に優しくて、行く度にお菓子やジュースをくれて関西弁を教えてくれた。
この頃作者ニュースに登場したお弁当屋さんのおばちゃんにも出会い、テント集落から帰る時には毎回立ち寄り、覚えたての関西弁を披露してはお菓子やジュースやお弁当の残り等を頂いていた。
たくさんもらえた日はまたテント集落に戻り、おっちゃん達と分けて食べていた。
小さい頃はこの生活が楽しくて楽しくて仕方なくて、日本人の大人に優しくしてもらえる事が嬉しかったなぁ…。
私達団地メンバーはみんな親から
【日本人は冷たいから関わるな】
と、叩き込まれて育ったから。
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大阪府西成区で過ごした28年。 ©著者:オコジョ
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