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3章:空き缶拾い (3/4)

そんな毎日を続けていたある日。

テント集落の1人のおっちゃんがケガをしてしまい、しばらく空き缶拾いや日雇いの仕事が出来なくなってしまった。


こりゃ大変だ!

って事で、みんなでおっちゃんの変わりに空き缶拾いをする事に。

空き缶は潰したらダメらしく、なるべく綺麗な状態で集めなきゃいけないから嵩張るし重いしでガリガリで力の無い私達にはけっこう大変だったけれど、いつもお世話になっているおっちゃんへの恩返しのつもりで必死に集めた。



空き缶拾いの縄張りの範囲内を毎日隅から隅まで探して、時には他のおっちゃんの自転車の荷台に乗せてもらって探しに行ったなぁ。


その頃ちょうど私とティナの誕生日が近くて団地メンバーは誰も自転車を持っていなかったから、テント集落のおっちゃんがどこかで捨てられてたであろう子供用の自転車を私とティナに2台プレゼントしてくれた。



補助輪がついて無かったから転びまくったけれど、おっちゃん達が練習に付き合ってくれたおかげでみんな乗れる様になってからは、二人乗りや無理矢理三人乗りをして自転車に乗って空き缶を探しに行ったし行動範囲も広がった。
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大阪府西成区で過ごした28年。 ©著者:オコジョ

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