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1章:きみとの出逢い (4/4)

程よく冷えた日本酒が、ツマミで頼んだ茄子の漬物と良く合う。 

子犬クンはそんな私を見てクスクス笑っている。 

『なによ?』

「いや。似合うなぁ〜と思って。」

『なにが?』

「日本酒。
飲んでる姿が。…CMの女優とかは色っぽいって言葉が合うけど、沙羅チャンは豪快って言葉が似合うね♪」

私がジロッと子犬クンを睨むと、まったく気にしない様子で、ニコニコ笑顔で身を乗り出しながら携帯片手に言った。 

「今度さ、日本酒の種類いっぱい置いてある店知ってるから行こうよ!…携帯番号教えて?」






私達の出逢いはこんな、ありふれた、どこにでもあるような出逢いだった。 






連絡先を交換した私達は、お互いの知っている居酒屋を巡ったり、新しい店を開拓したり、酒屋で酒を購入して互いの家で手料理を作ったりと、“酒飲み友達”としてつるんでいた。 


“友達” 

優太はどんなに酔っていても“友達”以上のことは私に求めてこなかったし、手すら繋いだこともない。

その境界線を越えたのは私からだった。 




その日は仕事で上手く行かないことがあって私はひどく落ち込んでいた。

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きみの名を呼ぶ ©著者:金木犀

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