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5章:優太の優しさ
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カーテンから差し込む日の光で目が覚めた。
なんだか夢を見た気がするが、頭がはっきりするのと同時に忘れていった。
「……おはよう…」
ベッドのそばに優太がいた。
毛布一枚だけを羽織り、目は赤く充血していた。
『…ずっと起きてたの?』
「…沙羅の寝顔があまりにも間抜けで、面白くて寝れなかった。」
『…』
―…ボフッ!…―
私は無言で枕を投げた。
優太は笑わず、真面目な顔で枕を受け止めた。
「…沙羅…
…本当にゴメン…ごめんなさい。」
寝起きの思考回路で、一瞬何のことだろうと考えてしまった。
「…本当に反省してる…
…だから…
別れないでほしい…。」
私は表情を変えずに、あ。そうだった…と思い出した。
優太の真剣な眼差しを見ると、なんだか胸が締め付けられるようにキュウッとなった。
可哀想や、申し訳ない、と言った感情ではなく…
…可愛いッ!
と思い、優太をギュッと抱き締めて耳元でそっと囁いた。
『…優太……
…お腹すいた。ベーコンエッグ食べたい。』
優太は馬乗りになり、バフッと枕で私の顔を埋めてくすぐってきた。
『…アハハ!キャー!やめてやめて!イヤー!』
優太のくすぐりの手が止まったので枕をどけた。
…優太は…
…泣いていた。
優太はそっと私にキスをした。
しょっぱい涙の味がした。
私をギュゥッといとおしそうに抱き締めて、いつしか言っていた言葉をポツリと言った。
「……よかった……。」
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