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4章:最初の“別れよ”
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『…じゃぁ私がホストクラブ行くって言ったらどう思うのよ!?』
「…嫌だよ。」
『なんで優太はいいのよ!?…付き合い?…ハッ!付き合いって言えば男はたとえソープでも付き合わなきゃダメだもんね?!』
「…そんなわけないだろ?キャバクラなんてただ話すだけだぞ?」
『そんなの知ってるよ!!だったら、なおさら“ただ話すだけ”のホストクラブに私が行ったって何の問題も無いってコトでしょ?!』
「…沙羅…。」
優太は本当に困り果てた声で言った。
「…ハァ…
…沙羅。報告しなかった事は本当にゴメン。でも…」
優太の小さなため息でさらに頭が、カッとなり思ってもいない言葉が出た。
『……………別れよ……………』
口に出した瞬間、私の胸に氷が突き刺さるような感覚がして、
…しまった…
と思い、酔いは一気に醒めていった。
「…沙羅?本気かよ?!
……嫌だよ。こんなくだらない喧嘩で…!」
優太の取り乱した泣きそうな声を初めて聞いた私は動揺してしまい、何も言葉が出なかった。
「…沙羅…。」
優太の悲しそうな声が、私に何とも言えない場違いな感情を抱かせた…。
そう…
うまく言い表わせないが
しいて言うなら…
……………優越感………………
優太はこんなにも私を思ってくれているんだ。
私は優太に愛されているんだ。
とても醜く歪んだ、優越感……。
優太への間違った愛情の確認のしかた。
私は低く冷たい声で、
『さよなら』
と言い放つと電話を切った。
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