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10章:別離
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10章:別離
翔子のアパートで2人は語りだした。
知也「自分のアパート前でいきなり、目の前がゆがみだした」
翔子「知也さん…」
知也「記憶障害なんて無いと思っていたが、実はあるんじゃないか?」
翔子「どうして?」
知也「あの事故の日、どうしても思い出せない…どうして俺はあそこにいたんだ?誰かと約束をしていたのか?はぁ〜はぁ〜考えるとまた…」
翔子「無理して、思い出す事ない!もしかしたら嫌な事かもしれない…今はゆっくり体をいたわって下さい」
知也「…」
翔子「あのアパートに帰ると知也さんがおかしくなります。一旦アパートを引き払った方が…」
知也「でも…」
翔子「しばらく一緒に住みませんか?幸い1人ですし、部屋も1つ空いてます」
知也「…」
翔子「そうしてください!後は私が向こうを整理してきますから」
そうして翔子は知也の代わりにアパートを引き払う事になった。
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四月の雨 ©著者:マツリ
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