知也は放課後、凛の帰りを待っていた。
しかし、一向に来る気配はない。


すると遠くから加奈が現れた。

知也「凛の友達だよね？」

加奈「…」


知也「凛知らないかな？」
加奈「帰りましたけど…」
知也「いつ？」

加奈「ついさっき…」

知也「ありがとう！！っあ、凛と友達になってくれてありがとう」

知也は急いで
帰りのバス停まで走った。
その頃、知也よりも早いバスで帰ろうとしていた凛だったが、桜子に校門を過ぎた所で呼び止められていた。

桜子「今までごめんなさい」

凛「別に謝られる事なんかないよ」

桜子「あんたに嫉妬していたの。理由は…」

凛「あやまらないで…こうして今は、穏やかにはなせてるんだから」