中学に入ってから
ますます知也はモテル一方凛は地味な女の子になっていった。

小学生の時とは違い
学校で話す事は、全くなくなり、そればかりか学年１の美女と呼ばれる女の子と付き合いだした。

下校する２人の姿を眺めながら、凛の中で初めて、嫉妬と呼ばれる感情も産まれていた。

だけど、凛には楽しみな時間があった。
それは塾の時間。

学校では全く話さない２人だけど、同じ塾、しかも同じ学校のひとがあまりいない塾のせいか、塾での時間だけは、昔の２人のように話せていた。

凛「志望校決めた？」

知也「あぁ、○高」

凛「そうなんだ」

凛は知也と同じ高校を受験する事を決めていた。
自分の偏差値より少し、下だったが、叶わない恋でも、つらい恋でも、いつまでも知也を見ていたい。と思っていたのだ。

そして２人は見事合格をして、晴れて高校生となった