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7章:「ルール破」 (1/5)

7章:「ルール破」

今回は私自身のお話です…


お店がオープンして一年が過ぎようとしていた頃。前回でお話した、何処にも「属」さない事や、この町で初めての「ノーチャージ」、度々開催する都市からゲストDJを呼んでのパーティー等で、この町の夜の世界(と言っても狭いんですよ、本当に…。毎月ズンドコ・ブンブンやるもんだから同じフロアにあるスナックは出てっちゃって、管理会社や大家さんからも白い目で見られてたな(笑))から肩身が狭い思いをしながらも、なんとか軌道に乗る事が出来ました。少額ながらもお給料が出るようになったり(最初の半年はほとんど出ませんでした)、好きで来てくれる常連様やお珍客様、他のお客様が増えたり。

そんな中、一人で来る女の子がいました。名前は「Mな」。一見、ハーフの様なハッキリとした顔立ちの彼女は、近くのスナックで働いている21歳。なんでも彼女、両親が不仲で家に帰りたくなく、朝までウチのお店で過ごしていたんです。最初は両親が喧嘩する度に来ていたんですが、気が付けば毎日居ましたね。愚痴を聞いたり、相談に乗ったり…
日払いで貰っていたお金をほとんどその日の内に使う程。最初は良いお客様を掴んだ、なんて思ってたんですが…。
スナックが終わった後、アフターで使ってもらったりしていたんですが、その様子に嫉妬するようになり…
様々な悩みを抱えていた彼女の相談を、親身に聞くようになったり…
カウンターで一人で飲んでいる彼女に、話しかけて来る男達を遠ざけたり…

もう、完全に好きになってました…

よくある話し、相談を聞いてたら好きになったパターンです。「Mな」も私に好意を持ってくれていたため、従業員とお客の境界線を越えるのは「スグ」でした。
最初に決めたルール「お客様には手を出さない」コレを破ってしまった為「T」や「Yさん」に隠れて外で会うようになってました。隠れて会う罪悪感や、「コイツを幸せにする」という根拠の無い使命感がより一層「好き」な気持ちを大きくします。
しかし、狭い町です。二人で買い物中に他のお客様に目撃され、すぐに「T」や「Yさん」の耳に。速攻バレました…

そして…ヤキ、入りました…。
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それ行けっ!代表取り締まられ役 ©著者:おやん'S

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