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4章:「お珍客様」
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4章:「お珍客様」
やっぱり怪しい雰囲気だったので…
暗闇にブラックライトだけのお店。そんな変わったお店に集まるお客様は、やっぱり変わった方が多かったですね。私達はそんなお客様の事を「お珍客様」と呼んでいました(笑)
カップル達はBOX席で見えない事を良い事にイチャイチャチュッチュッ。エスカレートして来ると普通にヤッてましたね。ドリンク持ってくと「失礼しま〜す、あっ!失礼しました〜!」めちゃ気まずっ!
一時期、冗談でカウンターに「ゴム」置いて売ってました。一箱2000円で(笑)でも皆さん買う買う!いや〜後で掃除する身にもなってくださいよ〜(笑)っていうかお店の形態変わってくるし…
すごく暇だったある日、カウンターに座ったカップルは年配の方と若いお姉ちゃん。かなり酔っ払いな二人はまたもやイチャイチャチュッチュッ。目の前にいる私達にはおかまない無しですよ。見ているこっちが恥ずかしいんでバックヤードに引っ込み、笑いを堪えるのに必死。その二人、かなり盛り上がったようでお姉ちゃんの声が段々とエキサイト。
「アン、アン、あ〜ん!」
その声を消す為に、カウンターの反対側にあるCDの音量上げに、二人に見えないように這って行きボリュームUP!
「チキっチキっ!」
するとお姉ちゃんも負けじとUP!
「アン、アン、あ〜ん!」
私も負けじとボリュームUPアゲイン!
「チキっチキっ!」
また
「アン、アン、あ〜ん!」
またまた
「チキっチキっ!」
またまたまた
「アン、アン、あ〜ん!」
もう何の攻防かわかりません(笑)でも這ってる途中に二人をチラ見したらカウンターで対面座位!カウンターっすよカウンター!(笑)
終わった頃には一万円置いて帰りましたね、二人…「釣りはいらねーよ!」だって。
いろんな意味で三人共「ありがとうございました〜」です(笑)
後々発覚するんですが、市内に一件だけある◯スバーガーの店長さんでした。その一件以来、その方は立派な常連様になりましたよ。その時の話しをネタにする度に◯スバーガー、ご馳走してくれましたね〜ハハっ(笑)
他にもまだまだつわものの「お珍客様」が沢山いました。
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