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7章:〜疑〜 (2/66)



その日から未歩は、数日間またXでの軟禁状態になった。


毎日Xに出入りする人々からお金を受け取ったり、時には渡されたお金を渡したり。


薬を分ける作業もやらされたりもした。


昼、夜関係なく盛ってくる奴等の性欲を晴らす人形にもなった。



そんな日々の中で、未歩は春菜との話で少し湧いた希望もどんどんと薄れていった。



あれから、春菜がXに現れる事はなく、未歩は無理だったのだろうと、自分の中で少し諦めていた。



かといって、自分1人ではいい解決策など見つからず、考えれば考える程わからなくなり、未歩の心はどんどんと押し潰されていった。




唯一の心の救いは、1日に何通か届く、翔や結実からのメールだった。


もちろん、電話もきたのだが、いつ誰が入ってくるかも分からないXで電話に出るのは怖くて、いつも何かといい訳をつけて、直ぐに止められるメールにしていた。




翔と連絡をとるのは、バレた時の事を考えると未歩にとっては恐怖だった。


だが、恐怖と同じく沸き上がってくる、

"話したい、繋がっていたい"

という気持ちを消せずに、バレない様に、たまに風呂に入る為に帰らせられる家やXに誰もいない所で、一通ごとにメールを消しながら連絡をとっていた。

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X ©著者:百合蝶

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