8章:浮ついた気持ち (2/18)

この時期辺りからすれ違いが起きる。


すれ違いって言っても、
俺の一方的なふて腐れ。


毎日毎日だらーっと過ごした。

シノ達とは地元が離れてるから夏休みはなかなか遊べなかった。

ハルはミサトオンパレード。

その頃、俺達の地元ではスロットがかなり流行っていた。ちょうど大花火などが主流だった頃。


俺はその日、地元の友達と隣の駅のスロットが詳しい奴の家に遊びに行っていた。

スロット誌を見ながら色々確率や狙い目、ヤメ時などド素人の俺達に教えてくれた。名前がヒロ。

ヒロの周りにはスロットをやる仲間がいなくて俺達の事を快く迎えてくれた。

むしろ教えたりするの好きな様でスロット仲間が出来て嬉しいみたい。


そしてこのヒロが俺のこの夏の分岐点となる。