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5章:美女と野獣
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『・・・メール?』
あやな「タツヤと会った、あの日キョウ君がくれたメール・・・」
[もう何も心配する事はないよ]
あやな「あの言葉、すっごく嬉しかった。キョウ君に出会えてよかったってそう思ったよ。キョウ君だったら信じれるんじゃないかなって。」
さっきまであやなを救おうとしていたのに、今の言葉で俺が救われている。
あやなはボコボコにされて男らしくないと気にしていた事、けしてかっこよくはない顔。その言葉で俺の心の中にある冷たい氷を溶かしてくれた。
俺は涙の量が多すぎてもう手で抑えるのをやめた。
『あやな・・・』
あやな「キョウ君、、、
好きよ」
そう言うとあやなは俺の顔いっぱいに溢れている涙を拭きながらチュッとした。
俺は、あやなを力いっぱい抱きしめた。
『あやな。俺幸せにするから』
そう言うと俺からもキスをした。
あやな「キョウ君、なんかしょっぱいよぉ!笑」
と笑うあやな。
俺も『ははっごめん!てかベッドの上で二人号泣なんておかしいよなっ』と笑った。
あやなは俺の両方の頬をツネりながら「浮気したら殺すから」と言いぐりぐりした。
『わかってる』とあやなの頬を俺もツネる。
プッと二人で笑いこらえられなくて爆笑した。
俺はあやなを背中から包む様に抱きしめた。
『めっちゃ幸せ。携帯番号も知らずに終わるかと思った』
あやな「そうだよね!あの時、ちょー心配したのにメアドしか知らないから大変だったんだから!笑」
あやな「そういえば、あの日の私の返信メール見た?」
『えっ!?
俺があやなに送ったメールの後にあやなは返信してたの?送った瞬間壊れちゃって。』
あやな「ならいいや!笑」
『えっ!ちょっ!まっ!なに?なに?なに?教えてよぉ!』
と言うと
あやな「やだよーだ。笑」と言いあっかんべーをされ逃げられた。
その後部屋ん中で逃げるあやなを追いかけ回して何度も教えて!って聞いたけど教えてくれる事はなかったんだ。
俺があやなを幸せにしようって心から誓った日。
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俺??ホストだょ!! ©著者:ナイズ
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