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14章:【過去】 (3/4)


僕は今日撮影したフィルムを焼く。
今日撮影したのは森。

撮影したたくさんの写真の中から一枚を選び、また壁に貼っていく。

壁一面が僕の生きた証のようで好き。


だが、人物写真は一枚もない。


君の記憶が薄れてしまいそうで、人をフィルムに写したくなかった。

仕事を選ぶと思われても、やっぱり君を最後に撮った人にしたいんだ。



君と映る唯一の写真は今、僕の机の上に額縁に入っている。
君が最期にくれた菫は、押し花にして保管している。


こんな僕を司は酷く心配していて、それは一度心療内科へ連れていかれたほど。
異常は一切無かったが‥
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