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2章:【その丘に】
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時刻は午後6時
別荘を出て、北に向かう。
白樺林を抜けると、草原?があった。
草原と表現するのに相応しい程の広さに一面に草木が揺れている。
そこの草原はとても柔らかい香りがして僕は不思議な感情に包まれた。あたりは薄暗く色彩や、細部までは見えない。
ここは明日昼間にゆっくり見に来よう。と決め次は南に向かう。
南には大本命の教会があるのだ
教会に行くまでには少し長い坂道を登る。これは丘の一部だ。
坂道の途中には、沢山の十字架。
墓地なのか、寄付なのかはわからない。
少し異様な風景を抜け、
教会にたどり着いた。
今も使われている現役の教会だけあり、整えられとても美しい。
残念ながら、大きな茶色の扉には鍵がかかっていた。
ここも明日かー。と諦め別荘に戻る。
ここには3泊4日で来ている
時間はまだまだあるのだ。
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