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8章:海 (1/7)

8章:海

夏輝「よし!どこ行くか決めた!出よう!」


いきなり何か思い付いたように動き始める夏輝

私の手を握り引っ張った


夏輝の手はデカくてすっごい暖かかった

タクシーを拾い夏輝の隣に座る


夏輝「すみません。○○の手前で止めて下さい」

私はどこに向かってるか全然わからずにただ着くのを待っていた

そこはタクシーで30分くらい

私はいつの間にか寝ていた


夏輝「おい!着いたぞ!起きて?」


私「う〜ん…やだぁ…」

夏輝「やだじゃねぇ(笑)降りるぞ!」


私「う〜ん…」


涼しい…


一面に広がる海

太陽の陽射しが反射してキラキラしていた


私「夏輝くん!海だ!」

一気にテンションが上がった

夏輝と今日出逢い、海まで一緒に行けるとは思わなかった

夏輝「海とか久しぶり!夜の仕事すると、この時間に出ることもないし!しかも海なんかめったに来れないだろ!」


夏輝も楽しそうだった


夏輝「ちょっと待ってて」


夏輝はどっかへ行ってしまった


ホント…海なんかどのくらい振りだろ…

夜の世界に入ると季節感もなんもなくなるな(笑)

ぼーっとしながら浜辺に座り海を見つめる


夏輝「ぼーっとしすぎ!(笑)」

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