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8章:−憂鬱な日々−
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出前だった。
ちゃんとした、豪勢な感じだなあ。
アタシ『いつも出前?』
誠一郎『あぁ、まあね。親いないし、バイト代あるし。お腹すかなかったら食べないけど。』
アタシ『ふーん。友達とご飯食べないの?』
誠一郎『飯は1人でゆっくり食べた方が良い。気遣いながら食べてもねえ。お前は別。』
アタシ『ありがとう
』
食べながら、時々アタシをジッと見る。気付かない風に、目を合わせない。
間がとれないからね。
このまま一緒にいたら、きっと好きになってしまいそう。
掘り深い目に吸い込まれて。キスした時の柔らかい髭の感じとか。
元々髭は苦手だったのに、誠一郎の髭は柔らかくて気持ち良い。
誠一郎『何
』
アタシ『え?何が?』
誠一郎『俺を見てるのか?だけど目が合わないから。変な奴』
あー。
アタシ髭見てたんだな。
きれいに整えられた髭を。
誠一郎『何時に出る?送ってくよ』
アタシ『食べてすぐってのがなんか申し訳ないけど。そろそろ行かなきゃ。』
そろそろ行かなきゃ、たぶん好きになっちゃうから。だけどもし好きになっても今は寂しいからってだけな気もするし。
誠一郎はアタシが好きらしい。傷つけたくない。だからアタシは気持ちをなくさなきゃ。
これは一時的な気の迷い。
気のせい、なんだ。
アタシにはケンジがいるんだから。
ケンジが来週引っ越して来る。部屋が決まるまでウチにいる。
これでアタシは憂鬱から解放されるはず。淋しさから解放されるはず。
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