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9章: 【名もなき詩】 (1/2)

9章: 【名もなき詩】


「何で隠すの?」
リングを隠した梓に向かっていう。ちょっと冷たい言い方だったかもしれない。

「これは違うの!!アズの支えなの…
ごめんなさい…だから殴らないで!お願い。」
梓が急に大きな声をだした。

「はっ!?何?どうした?」

「だって…だって…
ごめんなさい。」
パニクって泣いている。

俺は梓を抱き締め頭を撫でた。

「大丈夫だよ。誰も梓を殴ったりしないから…」
梓はまだ子供のように声をだして泣いている。


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