《13:30》
「ねえ、アラーム鳴ってるよぉ。」
俺は梓に起こされた。

「あっ、うーん眠い…」

「おはよう仕事じゃないの？」

「うーんそうだけど。」

「ねえ、聞いていい？」

「ん、何？椎茸は嫌いだよ…。」

「そういう事じゃなくて!?(笑)
なんで…Ｈしなかったの？」
小さな声で言う。

「したかった？」

「そういう事じゃなくて…
アズって魅力ない？」

「あるよ。」

「じゃあ何で？」

「うーん…内緒。
今度話すよ今度。」

「誰かが「今度とお化けは出ない」って昨日言ってなかった？」

「んな事言ったっけ(笑)
とりあえず仕事行かないと。
お前どうする？まだ寝ててもいいし、これ置いてくからポストに入れといてくれればいいよ。」
そう言ってスペアキーを渡してシャワーを浴びに行く。


正直Ｈはしたかった。
だけど昨日すると『遊び』みたいになってしまいそうで嫌だった。
単なるカッコつけでもあるんだがそういう訳だ。


「見て見て…
ミーちゃん可愛いいでしょ。」
見るとアリスが梓に腕枕されている。

「ああ良かったな。
とりあえず行ってくるから何かあったら連絡して。」
そう言ってキスをした。

「何にもなくても連絡する。」
微笑んで梓は答えた。