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3章:深愛
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家に帰っても 私はずっと泣いていた。
喧嘩をしてから2日がたっていた頃 公佑と私 共通の友達のアツシから何度も何度も電話が鳴った。
あまりのしつこさに携帯に出た私にアツシは
「公佑 事故ってヤバイから○○総合病院まで来て! 唯 !急いで!」
何 言ってんの?
仲直りさせる為?
『アッちゃん 何言ってんの?』
「お願いだから 急いで!唯っっ!!」
私は 車に乗り込み 病院へ向かった。
足が震えてうまく アクセルが踏めない。
どこを どう走ったか覚えてない。
何とか病院に着いて 看護士さんに連れて行かれた病室の前には 公佑の友達がしゃがみ込んで泣いていた。
私は 扉を開いたものの 足が動かなかった。
公佑の母親がベッドに向かって
「公佑〜、唯ちゃん来てくれたわよ〜 公佑〜…」
公佑の姉に手を握られ 肩を抱かれ
「唯ちゃん ごめんね 公佑 唯ちゃん待ってやれなくて」
肩を抱かれ ベッドの近くまで行くと………
綺麗な顔立ちが嘘の様だった。
私は 何が起きたか分からず 思考回路が止まったまま
息の無い 公佑を見つめていた。
公佑は飲酒運転だった。
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