ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

3章:懐かしい者 (2/12)

自分の部屋に篭り、宝箱の中身を一つ一つ
丹念に確認していく。

そのどれもに優の名前が書かれている。
宝箱の一番底に伏せてあった絵日記。
パラパラとめくり、内容に目を通す。




1978ねん8がつ13にち

あきちに たからばこを かくした。

ぼくのたからもの いっぱいあつめたんだ。

ゆうたもてつだってくれたから
すごくたくさんたからものみつけた。




平仮名の文章の下には宝箱の絵。
そしてその横には二人の少年の絵。


決して自分の宝箱ではないはずなのに
中身も宝箱もとても大切な物に思えた。


…絵日記の疑問点は二つ。

一つは西暦。
今が2010年。1978年は32年も前だ。

もう一つは筆跡。
見た感じ少年は小学生だった。
なのに平仮名のみの絵日記なのだ。

もう一度絵日記を開いてみた。
40 /51

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

あたたかいもの ©著者:陽

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.