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2通りの生き方

完結

【小説概要】与える側と貰う側 アナタはどっちですか? ※フィクションです。

  • 小説ID:30334
  • カテゴリホスト関係
  • ページ数:2ページ
  • 連載状況:完結
  • 総閲覧数:2,780件
  • しおり数:83人
  • レビュー:1件(5.0)
  • 作成日:2012年3月8日
  • 更新日:2012年3月8日
「もう子供じゃないんだから」


良くあるセリフ



高校卒業後、2年間ニートをしていた。



二十歳という節目だからか、親がうるさい。



何でもいいから働けと言うのでホストになろうと思った。



ニートだったから、源氏名はニイトと決めていた。



とりあえずの面接兼体験入店。



代表との面接。




「誰かに何かをあげる方ともらう方、どっちが良い?」



ニイトは迷わず、もらう方と答えた。



「笑わせる方と笑われる方、どっちがいい?」



もちろん笑わせる方と答えた。


「スーパーでトマトを買うか、自分で育てるか、どっちがいい?」



育てるのは大変なので、買う方と答えた。




「うん。そうだよね。全く俺と一緒だね。自分の物あげたくないし、笑われたくもない、トマトを手に入れるのに莫大な時間をかけるくらいなら、言いすぎかもしれないけど、一生トマトを食べれなくてもいい。…一緒だし、普通だとも思う。けどさ、この矛盾が分かるかい?」





言っている事が、全く理解できなかった。



代表は続けた。



「もしキミにやる気があって、努力して売れた時、もしくは、何らかの理由があって辞めなければならない時…その時はこの矛盾を理解できている事を願うよ。」




「答えは自分でって事ですか?」




「う〜ん…迷うんだよね。未だにこの答えをすぐに教えて良いものか、自分で導き出してもらった方がいいのか?」




ニイトはそれ以上聞かなかった。




今日、ニートがニイトになった。

レビュー (平均評価5.0) 1件

1評価: ★★★★★
素敵ですね。
投稿者:

ななさん

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2通りの生き方 ©著者:kakeru

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