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ワラシ

完結

【小説概要】色恋が一番と、認めたくなかった。友営で売れたいと思ってた。 ※フィクションです。

  • 小説ID:30312
  • カテゴリホスト関係
  • ページ数:1ページ
  • 連載状況:完結
  • 総閲覧数:984件
  • しおり数:41人
  • レビュー:0件
  • 作成日:2012年3月7日
  • 更新日:2012年3月7日
「あの子もホスト?」



その言葉に何度も心を痛めた。


そりゃ、ホストクラブなんて、顔が良くて、楽しくて、ギラギラしてて…



女の子が思うのは当然なのだろう。




マキトは目立たないホストだった。




売上も指名もほんのわずか、給料も微々たるもので、節約に節約を重ねてなんとか暮らしていた。




正直、学生時代のアルバイトと変わらない給料。
10万円もらえる事は稀だ。



携帯代で1万ちょい、家賃やら光熱費やらで4万〜5万、ヘアメで1万ちょい。
生活は常にギリギリゆえに徒歩40分の距離を歩いて通っている。



ホストを初めて1年、体重は10キロ近く痩せた。




それでもホストを辞めないのは、地味な自分を変えたいから。



不細工でもないが、イケメンでもない。


仕事もさすがに1年やってるだけあって文句こそ出ないが、誉められる事もない。


とりえも別段見当たらない。


クラスに1人か2人はいる地味なヤツ。



座敷童子のような存在だから、あだ名はワラシ。




マキトはそんなホストだった。


完全友営。



好きなんて言った事ない。




だいたい、女の子もバカじゃないんだから1度しか会った事ない人を、すぐに好きになる訳ない。




入店当初は、そう思ってた。



いや、信じてた部分が大きかった。




次来たら指名すると数々の女の子に言われたが、それらは全てと言って良いほど幹部やNo.のホストに心を奪われていった。



恋愛の事だからと全て割り切った。



真面目にコツコツブログを書いたり、日々の連絡をマメに行ったり、キャッチなりで、月に1人くらいは指名客が増えるものの、ほぼ同じペースで彼氏ができた、東京で仕事するからと減る事が多かった。




そうだ所詮、友達だから。



マキトはそう理解していながらも色恋をしなかった。




それは信じたかったから。


きっと自分の良さを分かってくれる人がいると。

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ワラシ ©著者:kakeru

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