「あの子もホスト?」
その言葉に何度も心を痛めた。
そりゃ、ホストクラブなんて、顔が良くて、楽しくて、ギラギラしてて…
女の子が思うのは当然なのだろう。
マキトは目立たないホストだった。
売上も指名もほんのわずか、給料も微々たるもので、節約に節約を重ねてなんとか暮らしていた。
正直、学生時代のアルバイトと変わらない給料。
10万円もらえる事は稀だ。
携帯代で1万ちょい、家賃やら光熱費やらで4万〜5万、ヘアメで1万ちょい。
生活は常にギリギリゆえに徒歩40分の距離を歩いて通っている。
ホストを初めて1年、体重は10キロ近く痩せた。
それでもホストを辞めないのは、地味な自分を変えたいから。
不細工でもないが、イケメンでもない。
仕事もさすがに1年やってるだけあって文句こそ出ないが、誉められる事もない。
とりえも別段見当たらない。
クラスに1人か2人はいる地味なヤツ。
座敷童子のような存在だから、あだ名はワラシ。
マキトはそんなホストだった。
完全友営。
好きなんて言った事ない。
だいたい、女の子もバカじゃないんだから1度しか会った事ない人を、すぐに好きになる訳ない。
入店当初は、そう思ってた。
いや、信じてた部分が大きかった。
次来たら指名すると数々の女の子に言われたが、それらは全てと言って良いほど幹部やNo.のホストに心を奪われていった。
恋愛の事だからと全て割り切った。
真面目にコツコツブログを書いたり、日々の連絡をマメに行ったり、キャッチなりで、月に1人くらいは指名客が増えるものの、ほぼ同じペースで彼氏ができた、東京で仕事するからと減る事が多かった。
そうだ所詮、友達だから。
マキトはそう理解していながらも色恋をしなかった。
それは信じたかったから。
きっと自分の良さを分かってくれる人がいると。
その言葉に何度も心を痛めた。
そりゃ、ホストクラブなんて、顔が良くて、楽しくて、ギラギラしてて…
女の子が思うのは当然なのだろう。
マキトは目立たないホストだった。
売上も指名もほんのわずか、給料も微々たるもので、節約に節約を重ねてなんとか暮らしていた。
正直、学生時代のアルバイトと変わらない給料。
10万円もらえる事は稀だ。
携帯代で1万ちょい、家賃やら光熱費やらで4万〜5万、ヘアメで1万ちょい。
生活は常にギリギリゆえに徒歩40分の距離を歩いて通っている。
ホストを初めて1年、体重は10キロ近く痩せた。
それでもホストを辞めないのは、地味な自分を変えたいから。
不細工でもないが、イケメンでもない。
仕事もさすがに1年やってるだけあって文句こそ出ないが、誉められる事もない。
とりえも別段見当たらない。
クラスに1人か2人はいる地味なヤツ。
座敷童子のような存在だから、あだ名はワラシ。
マキトはそんなホストだった。
完全友営。
好きなんて言った事ない。
だいたい、女の子もバカじゃないんだから1度しか会った事ない人を、すぐに好きになる訳ない。
入店当初は、そう思ってた。
いや、信じてた部分が大きかった。
次来たら指名すると数々の女の子に言われたが、それらは全てと言って良いほど幹部やNo.のホストに心を奪われていった。
恋愛の事だからと全て割り切った。
真面目にコツコツブログを書いたり、日々の連絡をマメに行ったり、キャッチなりで、月に1人くらいは指名客が増えるものの、ほぼ同じペースで彼氏ができた、東京で仕事するからと減る事が多かった。
そうだ所詮、友達だから。
マキトはそう理解していながらも色恋をしなかった。
それは信じたかったから。
きっと自分の良さを分かってくれる人がいると。