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Jude(ユダ)さん

あんこさん

Skylineについて、一番好き、と言って頂けたのは、本当に素直に感激しました


本当は、どんなに長くても1/3程の頁数で収めるつもりでスタートしたんです。

私は日記を書く癖がありまして、当時の日記を引っ張り出して書いているのですが、他の物につきましてはかなり省いて参りました。

ですので、このSkylineについても、他の2作同様、かなり省くつもりだったんです。

翔との関係も、凪と蓮についても。

ただ、車が大好きであちこち走り回っていた事、そして、行った先々でした、奇妙な体験だけに的を絞るつもりでした。

でも、あの当時、私にとっての一番大きな事って何だったのだろう……

日記を見て行く内に、ただ、走っていただけ、奇妙な体験をしただけ、そんなその場限りの事ではなく、僅か10ヶ月と言う、ほんの一瞬のような時間に、私は初めての事ばかりを経験していたんです。

当時、同棲自体、あまりよろしくない事で、世間的には認められ難い事でした。

高度成長期と言われた時代に育った私達は、学歴を重んじる風潮の形成のモデル的な存在でした。

今にして思えば、実に下らない議論だったのですが、大学を出てる、それだけで、偉かったんです。

ですから、柏木達のような考え方も、実際には横行してまして、人間ランキングの一番の目安になってましたね(笑)

確かに、学歴が有るに越した事はないのでしょうけど、でも、蓮は立派に成功しました。

元々、頭の良い人間だったのも有りました。

普段は子供っぽいやんちゃ坊主で、一番、何も知らない、そんな感じだったんです。

凪は、私が初めてこの3人と出会った時から、弟の様に大切にしてましたね。

クリスマスイブには、結婚式を挙げます

今、都内に7店舗の美容室と、メイクアートの教室を持っていて、特殊メイクの指導迄してるみたいです。

凪も、美容師の資格を30歳で取り、今、美容室部門は専ら凪が中心のようです。

2人共、この話を読んでます。

時々、そこ迄バラすなとメールが来ます(笑)

先々週、結婚式の招待状が、私の元へ、3通届きました。

今、隣でこの書き込みを覗き込んでる翔と、時々悪戯に顔を出す流矢の分です

今も、翔は傍にいます。

多分これから先も

私達の大切な思い出を、共有下さって、ありがとう

    流矢&Jude

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