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七斗さん

「月の光」レビューです。心菜さんへ。

泣いた…。何年振りに泣いたんやろ。読み終わり、涙が止まりません。なんでやろ……。あかん。止まらへん。

心菜さんが、七斗の「ご用件〜」を寝ずに読んで下さったように、夜更かしさんで再読しました。

「運命」「生きること」そして「生きていることにありがとう」
そんな言葉が、序盤からずっとずっと、頭を駆け巡ります。
七斗も父親がDVの人だったのですが、あの殴られた時の感覚は、「痛い」では無い。「ガンッ」と心の底を鷲掴みにしてえぐられるような鈍痛、疼痛。一生疼く記憶。

小学生の時に交通事故に遭ったのですが、車に5m跳ね飛ばされてもまだ、その痛みの方が軽かった。
けれど、亡くなる時にはぐっと七斗の手を握り、愛していてくれたことを知った。

(ああ、父は愛し方がわからんやったんや)
ただそれだけを感じた。

この度、「月の光」を拝読し、自分の胸にわだかまっていた様々な疑問が解き明かされました。

テレビから流れる悲惨な事件も、“化け物”の仕業だと思えばつじつまが合う。
美緒を取り巻く学校、同級生。
欺瞞は憤懣を呼び、けれどそれもまた人間のなせる業。

関西弁を喋る二人の天使。
(七斗も逝く時には、イケメンの天使が迎えに来てくれはるんやろか……)
大天使ラファエルの様に、慈愛と癒しの眼差しを千奈に向ける二人。
そして光太のあどけなさの中の深い愛。
全てが紡がれ、どれ一つ欠けても、この物語は成立しなかったのでしょう。
心菜さんの、深く清廉な魂が共鳴しました。

人間は、汚職にまみれ、うさんくさく、なんと弱いものか。
けれどなんとピュアで優しいものなのか。そして、常にそれらを問う自分は何なのかと反問している。

「そう生きるしかない」とか、
「そう諦めるしかない」とか、
「だから答は無いのだ」とか、

そんなことより。

雨上がりの空を見て、そよ風を感じ、陽の暖かさを知る。“幸せと生きる意味”は、ほら、すぐ横にあるではないか。

そう強く思い、頷く自分がいました。

改めて。完結、お疲れ様でした。何年か経ったら、また書き直してみてください。その時には、またきっと飛躍されます。
処女作は宝です。

ありがとうございました。


七斗

追伸
「ここな」さん。やったんですね。読めへんがな(笑)
これからは、親愛を込めて、「さんちゃん」ならぬ、「こんちゃん」と呼ばせて戴きましょう。

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