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7章:ラブレター (2/6)

“ハルくん”は孫とメールをするために、パソコンを買ったこと。

その孫に、メールの練習のために…とチャットを教えてもらったこと。

初めてチャットをしたとき、奥さんと同じ名前(正確にはハンネだけど)の私が、話しかけてきて驚いたこと。

いろんな話をゆっくりとしてくれた。


今までは聞き役となってくれていた“ハルくん”だったけど、今日は逆だった。

「お茶のお代わりを持ってきますね」

そう言って“ハルくん”は台所へ行った。


私は一人になり、部屋を見回した。

独り暮らしには充分すぎる程の家だった。
(奥さんに先立たれ寂しくないんだろうか…)
私はまた思った。

“ハルくん”は寂しさに慣れたと言っていたけど、それは本心なんだろうか…。


そんなことを考えていると“ハルくん”が戻ってきた。


それからも、私たちは他愛のない話をし、ノンビリ暖かい時間を過ごした。


「また、いつでも家に来てくださいね。」

「はい!また…絶対に来ます!」


別れ際、私たちはそう約束をした。


私は帰りのバスで、
(みんな最後は一人ぼっちになるのかな)
…なんてボンヤリと思った。
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チャ彼 ©著者:あおい美咲

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