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2章:恵の過去 (1/1)

2章:恵の過去

静かな個室のあるお店に入った

正面に座った恵はメニューをみながら飲み物を探している

結局私たちはビールを注文し、タバコに火をつけた


恵は「私、いくつに見えますか」と私に尋ねてきた

服装や話し方からは、十代にも思えたが、タバコを吸い、お酒を飲むところから推測して二十歳と言った


恵は、そのくらいです…
と言ったので多分二十歳くらいなのであろう


彼女は十六歳からホスト遊びを始め、仕事はもともとキャバで、今は無職だと言った

無職の彼女がどうやってホストクラブに通っているのか私は疑問に感じた


どこまで立ち入って良いのか分からず、あえて質問はしなかった

彼女の実家は茨城県

母親は、恵が小学生の低学年の頃に男をつくって家をでた

それからは、父親と妹の三人暮らしだったが

父親はもともと酒乱で、恵はよく殴られたと言う


恵が中学生の頃に父親は交通事故で他界…

父親が亡くなったとき
もう殴られないんだと、正直ホッとしたと言っていた

妹は拒食症で入退院をくりかえしているらしく、国からの援助金で入院費は賄っていると言っていた

かなり壮絶な家族環境の中で彼女はそだった


東京には十六歳で出てきて、身寄りもなくしばらくは孤独に過ごしたと聞いた

何も知らなかったとは言っても、十六歳の少女が歌舞伎町で孤独に過ごしていたのは過酷な事だったと思う

彼女にとって、ホストクラブに通うこと、担当にお金を使うことが何よりの幸せなんだとも聞いた


私は彼女の過去を理解したいと思った

彼女のような孤独な女性にとってホストは、生きる証しであり、生き甲斐になっているのだと思う

色んな価値観はあると思うが、少なくとも私は彼女を理解したいと思った

うん、うん、と頷きながら真剣に話を聞く私に…
これは秘密ですよ…と言って彼女は大切な秘密を打ち明けてくれた

「私、彼(担当)がNo.1になったら彼と結婚する約束しているんです」と頬を赤らめて彼女が言った


苦笑いの気持ちを隠して私は「よかったね」と言った

彼女の担当は色恋、本営で有名だ。

営業かも?と疑う気持ちが正直あった。


食事を終え、私たちは次なるお店(ホストクラブ)に向かった


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彼女を風俗に売ったホスト ©著者:coco

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