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2章:その2
大学病院
本格的な治療が始まった。
1本8万の注射
1錠10万の薬
1回60万する治療
結構、高額な治療費が毎月請求される。
お父さんを2年前亡くして、兄貴は東京。
今は、お母さんと2人ぐらしの家、決して裕福な家庭ではなかった。
でも、お母さんはそんな大変さを少しも見せなかった。
入院8ヶ月目
やっと箸が持てるぐらいまで回復した。
今日からリハビリが始まる。
看護婦さんに車椅子に乗せてもらい、エレベーターでリハビリ室に向かう。
そこには先客がいた。
大阪出身の2つ歳上の小林くん。
彼は、交通事故で下半身不随に、尚且つ右足を切断していた。
僕達はすぐに仲良くなった。
入院1年目
何とか自分で車椅子に乗れるようになった。
僕らは、毎日のようにお互いの病室へ行き来し、夜中まで語りあった。
そんな小林くんには、めっちゃカワイイ同級生の彼女がいた。
小林くんはそんな彼女が自慢でもあり、誰の目から見ても、相思相愛のラブラブなカップルだった。
ある日、
いつものように小林くんと喫煙室で語り合ってると、時計は消灯の時間を過ぎていた。
僕達は病室に戻ることにした。
僕は何気なく聞いた。
「あれ、今日彼女来てないんじゃない?」
小林くんは普通に答えた。
「別れたよ」
僕は何も言葉が出なかった。
小林くんの病室に着いた時、僕は聞いた。
「…どうして?」
小林くんは振り向いて笑顔で言った。
「これが彼女の為だから」
僕は病室のベッドに戻り、
自分のことのように泣いた。
「小林くん…」
そこにはいつもと変わらぬ、見慣れた天井があった。
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白の天井へ思ふ ©著者:ka-two
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