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3章:初回 (2/3)

その日私と紗耶香は早上がりで



香奈はお客様が来店していたから営業終了次第合流ということになった



私と紗耶香は更衣室で着替えて先に居酒屋で呑むということで外へでた



でも目についたのは私達の働くお店の隣にある某ホストクラブA店



今までホストクラブなんて行ってみたいと思ったことがなかった



本当にハマるの?



ただの興味本位からだった



私『紗耶香はホストって行った事あるの?』



紗耶香『一回だけあるけどまあまあ面白いよー♪もしかして行きたいのー?』



私『ちょっと興味あるんだけど♪いくら位かな?』



そんな会話をしていたら従業員がA店から出てきたから話しかけてみる



私『初めてっていくらですか?』



従業員『初回なら二時間二千円だよ♪入る?』



私『えー!どうしよー行ってみたいけどー』



紗耶香『香奈ラストまでだし一時間なら幸に付き合ってもいいよー♪♪』



私『一時間で入れるー?』



従業員『一時間千円でいいよー♪』



私と紗耶香『行く♪』



そして店内



従業員『お客様ご来店でぇす!らっしゃいませぇい!』



店の中はトランスの爆音



私『キャバクラとなんか違うねー♪』



紗耶香『うん!こんなもんだよー♪』



次々に従業員が席に着く



人生初めてのホストの印象



口は上手いし確かに面白い



よく喋る



でもあからさますぎてハマる気が全くしなーい



一時間経つ前に香奈からの着信



チェックを済ませた



私『ホストってホスト自体にははまらないけど店の雰囲気がいいねー♪』



紗耶香『そうかもねぇー!営業営業だしー!』



正直お店の雰囲気は好き



だけどこの時はまだハマるなんて思いもしなかった
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最初で最後のホスト ©著者:幸

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