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6章:父 Ⅲ
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6章:父 Ⅲ
『やっと来てくれたね?』
蘭は迎えに来た 父 の車に不機嫌そうに乗り込んだ。
もう何回断ったかわからない。
年の離れたおじさんにHなことされるのが嫌なんだ。
(恋人でも何でもないんだよ?)
確かに 父 は蘭を気持ちよくするだけで、
蘭は未だに 父 の精子を見たことがない。
だけどこっそり何処かで
蘭のイヤラシイ姿を思い出して
自分のチン○をシゴいているに違いない。
そう思うと気持ち悪くなってくる。
『CDは?』
蘭は 父 が、
欲しがっていたCDを買ってきたというから出てきたようなもんだ。
『はい。これでしょ?』
『ありがとう。』
車は走り出した。
ドキドキ…
(またHなことされる)
沈黙…
車は、とある大型ゲームセンターの駐車場に止まった。
(ん?ゲームするのかな?まさかねー。
んな訳ないよ。
だって、
この広い駐車場の
一番入り口から遠い場所に一台ポツリと止めるんだもんねー?)
『今日はいい天気だね?雲一つないよ。』
父が空を見て呟いた。
…
『あのね〜今日はいいものを持って来たんだ。』
そう言うと 父 はハサミを蘭に見せた。
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