あれから何回も
父 のﾔﾗｼｲ誘惑があった。


ある夜10時に父から電話があった。

『窓から外を覗いてごらん？』

見ると 父 の車がある。

『ミニスカートとノーパン ノーブラでおいで。来ないと朝まで待ってるからねー。ノーパン ノーブラだったらおじさん何もしないから。』

(ほんとかよ！？)

蘭は素直に
ノーブラにＴシャツ、
ノーパンにミニスカートで外に出た。

車のドアが開いて、中から 父 が

『早く乗って！』

と手招きをする。

『何処行くの？今日は早く寝たいんだけどー。』

と、車に乗り込む。
蘭が隣に座ると、
持って来た缶コーヒーを
蘭に渡し、車を動かし始めた。

沈黙…

と、 父 の指がいきなり蘭の胸をスーと触った。

『何すんの？なんにもしないって言ったよね？』

不機嫌に 父 を睨んだ。

『本当にノーブラか調べただけだよ。』

『で？ちゃんとノーブラだったでしょ？』

蘭は得意気に言った。

(これで今日はＨな事されないで済む。本当にそんな姿で来れると思わなかったんだわ。ｻﾞﾏｱー。)



沈黙…


『蘭ちゃん、自分でスカート捲ってみて？』

運転しながら 父 はそう言った。

『なんでー？やだよ！』